HRM1017とは
mbedでBLEペリフェラルデバイスの開発が簡単に行えるボードで、技適マークが付いているので使っていることを公表しても逮捕・監禁・拷問されることはありません。
ただし、電波強度の設定によっては違法な強度の電波が出ることもある(かもしれない)ので、プログラムで電波強度パラメータを調整する際には注意が必要です。
電源電圧の取得方法
Measuring battery voltage with Nordic nRF51x devices | mbed
上記のリンク先の方法で電源電圧を取得できます。USB給電の場合は、レギュレート済みの3.2V程度の値が取得できます。
単三電池二本での駆動結果
取得した電圧の値をセントラル側に返すサービスを実装して、セントラル側から一分に一回電圧値を取得してXivelyに送信して電池電圧の降下状況を記録してみました。
使用した単3アルカリ乾電池はオーム電機のV-アルカリ乾電池です。これを選んだ理由は単純に安くてどこでも売ってるからです。
省電力のためのコード上の工夫を全くしていない状態で、駆動時間は9日と12時間でした。
終端電圧は1680mVで、1789mVを下回ったあたりから通信の失敗が発生し始めるので、安全に使用可能な範囲は1800mV程度まででしょうか。それを考慮すると、寿命は9日と2時間程度です。
感想
ちょっとこのままの状態だと電池駆動は実用的でないと思います。一日に一回充電が必要なマヌケな腕時計にくらべればだいぶマシではありますが。
コードの工夫でどこまで消費電力を絞れるかが興味ある点です。しかし、ざっと調べてみた限り、寿命が1年に伸びるといったような劇的な改善はあまり期待できそうにありません。
まとめ
現時点ではちょっとがっかり。酒飲んでふて寝でもするか。