Arduino Yúnとは
Arduino Yúnは、Wi-Fiおよび有線Ethernet通信機能が実装されているArduinoボードの一種です。私がSwitch Science社から買った時点(去年の何月か忘れた)では、技適の関係でWi-Fi通信機能が使えないように改変された状態で売られていました。私が入手したのはそれです。
Yúnが技適を取得
http://mag.switch-science.com/2015/03/06/try-arduino-yun-1/
を見ると、YúnのWi-Fi部分が日本の技適を取得できたらしく、今ではWi-Fiの機能が使える状態(Switch Science社による独自改変なし)のYúnが販売されているようです。ということは、私のYúnのWi-Fi機能を復活させても問題ないのではないか、と解釈して復活させることにしました。厳密には法に抵触する恐れがあるので、夢も希望もあるまっとうな人々にはお勧めできません。こんな駄文を読んでないで早く寝るといいよ。夢も希望も失った私のような人は続きをどうぞ。
復活方法
まず、マイクロSDカードを一枚用意します。容量は32MB以上あればOKです。これを適当なカードリーダーでWindowsに接続して、FAT32でフォーマットします。
次にYúnの最新イメージを
http://arduino.cc/en/Main/Software#toc8
からダウンロードします。現時点で1.5.3が最新版のようです。ダウンロードしたzipファイルを展開して、約16MBのバイナリファイルをマイクロSDカードにコピーします。ディレクトリは作らずカードのルート直下にbinファイルが配置される必要があるようです。
このマイクロSDカードをYúnのカードスロットに挿してYúnを再起動します。YúnにWebブラウザでアクセスしてログインすると、以下の様なイメージフラッシュ用のRESETボタンが現れるのでこれを押します。
3分くらい待ってから再びYúnにログインすると、めでたく以下のようにWi-Fiインターフェースが見えるようになります。これでようやくYúnらしい使い方ができるようになりました。
スクリーンショットを取るのを忘れましたが、Wi-Fi復活前の画面はETH1だけが見える寂しいものでした。
なお、この手順はYúnの最新イメージをフラッシュする方法そのものなので、技適取得後のYúnを購入した方も、新しいイメージやカスタムイメージをフラッシュするにはこうします。sshでフラッシュコマンドを実行する方法もありますが、Webインターフェースからボタンクリックでフラッシュするのが一番楽です。
ParseがIoT用SDKをリリース。最初はYúnをサポート。
Yúnを持っている人は試してみるのも良いのではないでしょうか。
まとめ
Wi-Fi機能が停止されたYúnを購入して号泣していたナイスガイには、Wi-Fi機能の復活をお勧めしたいです。